# テスト Starlette のおかげで、**FastAPI** アプリケーションのテストは簡単で楽しいものになっています。 HTTPX がベースなので、非常に使いやすく直感的です。 これを使用すると、**FastAPI** と共に pytest を直接利用できます。 ## `TestClient` を使用 `TestClient` をインポートします。 `TestClient` を作成し、**FastAPI** に渡します。 `test_` から始まる名前の関数を作成します (これは `pytest` の標準的なコンベンションです)。 `httpx` と同じ様に `TestClient` オブジェクトを使用します。 チェックしたい Python の標準的な式と共に、シンプルに `assert` 文を記述します。 {* ../../docs_src/app_testing/tutorial001.py hl[2,12,15:18] *} /// tip | 豆知識 テスト関数は `async def` ではなく、通常の `def` であることに注意してください。 また、クライアントへの呼び出しも通常の呼び出しであり、`await` を使用しません。 これにより、煩雑にならずに、`pytest` を直接使用できます。 /// /// note | 技術詳細 `from starlette.testclient import TestClient` も使用できます。 **FastAPI** は開発者の利便性のために `fastapi.testclient` と同じ `starlette.testclient` を提供します。しかし、実際にはStarletteから直接渡されています。 /// /// tip | 豆知識 FastAPIアプリケーションへのリクエストの送信とは別に、テストで `async` 関数 (非同期データベース関数など) を呼び出したい場合は、高度なチュートリアルの[Async Tests](../advanced/async-tests.md){.internal-link target=_blank} を参照してください。 /// ## テストの分離 実際のアプリケーションでは、おそらくテストを別のファイルに保存します。 また、**FastAPI** アプリケーションは、複数のファイル/モジュールなどで構成されている場合もあります。 ### **FastAPI** アプリファイル **FastAPI** アプリに `main.py` ファイルがあるとします: {* ../../docs_src/app_testing/main.py *} ### テストファイル 次に、テストを含む `test_main.py` ファイルを作成し、`main` モジュール (`main.py`) から `app` をインポートします: {* ../../docs_src/app_testing/test_main.py *} ## テスト: 例の拡張 次に、この例を拡張し、詳細を追加して、さまざまなパーツをテストする方法を確認しましょう。 ### 拡張版 **FastAPI** アプリファイル **FastAPI** アプリに `main_b.py` ファイルがあるとします。 そのファイルには、エラーを返す可能性のある `GET` オペレーションがあります。 また、いくつかのエラーを返す可能性のある `POST` オペレーションもあります。 これらの *path operation* には `X-Token` ヘッダーが必要です。 {* ../../docs_src/app_testing/app_b_py310/main.py *} ### 拡張版テストファイル 次に、先程のものに拡張版のテストを加えた、`test_main_b.py` を作成します。 {* ../../docs_src/app_testing/app_b/test_main.py *} リクエストに情報を渡せるクライアントが必要で、その方法がわからない場合はいつでも、`httpx` での実現方法を検索 (Google) できます。 テストでも同じことを行います。 例えば: * *パス* または *クエリ* パラメータを渡すには、それをURL自体に追加します。 * JSONボディを渡すには、Pythonオブジェクト (例: `dict`) を `json` パラメータに渡します。 * JSONの代わりに *フォームデータ* を送信する必要がある場合は、代わりに `data` パラメータを使用してください。 * *ヘッダー* を渡すには、`headers` パラメータに `dict` を渡します。 * *cookies* の場合、 `cookies` パラメータに `dict` です。 (`httpx` または `TestClient` を使用して) バックエンドにデータを渡す方法の詳細は、HTTPXのドキュメントを確認してください。 /// info | 情報 `TestClient` は、Pydanticモデルではなく、JSONに変換できるデータを受け取ることに注意してください。 テストにPydanticモデルがあり、テスト中にそのデータをアプリケーションに送信したい場合は、[JSON互換エンコーダ](encoder.md){.internal-link target=_blank} で説明されている `jsonable_encoder` が利用できます。 /// ## 実行 後は、`pytest` をインストールするだけです:
```console $ pip install pytest ---> 100% ```
ファイルを検知し、自動テストを実行し、結果のレポートを返します。 以下でテストを実行します:
```console $ pytest ================ test session starts ================ platform linux -- Python 3.6.9, pytest-5.3.5, py-1.8.1, pluggy-0.13.1 rootdir: /home/user/code/superawesome-cli/app plugins: forked-1.1.3, xdist-1.31.0, cov-2.8.1 collected 6 items ---> 100% test_main.py ...... [100%] ================= 1 passed in 0.03s ================= ```